>>831のつづき。

「許してもいないのにこんなに興奮して…恥知らず。」
勃起を靴底で踏みにじられる感触と、尖った感触が太ももに当たった。
ピンヒールのブーツで踏みにじられている!
ああああ!
痛みと恐怖と悦びに声が溢れる。
思わず前屈みになると、遥香の脚に頬擦りするような形になった。
「あらあら嬉しいの?ヘンタイボウヤ?」
遥香が嘲笑い、一際踏みにじると脚を放した。生け贄の髪を掴み、仰け反るように上を向かせると、がら空きの股間を蹴る。
美少年の悲鳴が暗い部屋に響いた。
苦痛に倒れ、口を開けてビクビクと身体を震わせる美少年の身体を魔女は跨ぎ、お腹の上に腰を下ろす。
重みで唸る少年の唇に指を当て、ゆっくりと撫でた。
「あんなに興奮して…ワタシが恋しかったのでしょう?素直になりなさい。」
唇から官能のさざ波がやってくる。温かく柔らかく重い感触に屈服しそうになるが、佑子さまを思って耐える。
返事を返さない生け贄を眺めながら、魔女の唇は弓のように笑みを浮かべる。
「…そう。」クスッと笑って魔女は立ち上がり、生け贄の首輪を引き上げて立たせる。
爪先立ちになるまで引き上げると、首輪にリードを着けて天井にあるフック掛け、止めた。
美少年の目隠しを外す。
美しき小悪魔がそこにいた。
光沢のある黒い衣装がスリムな曲線を浮かび上がらせて、繊細な黒の刺繍が下の白い肌を一際輝かせる。同様に繊細な刺繍をあしらったスカートが腰から女性的な曲線を描いていた。
黒髪の下からはお化粧のよるものか、華やかさを増していた。
男の視線を避けていた野暮ったい少女の欠片など微塵も無かった。
生け贄の勃起は収まれなかった。
小悪魔の視線が生け贄を刺す。
「…キミに良いものを作ってあげたよ。」フフッと小悪魔は笑った。