その11

柴咲はKを後ろに向かせ、上半身を屈ませる。
ちょうど洋式の便座に向かって深く頭を垂れる格好だ。そのままKの両足を大きく開かせる。
そして、コスメボックスの中から手錠、ローション、ディスポーサブルの手袋を取りだし、Kの後ろてにガチャリと手錠をかける。
屈辱的な姿勢を取らさせるKの表情は、恐怖におののいている。
柴咲は医療用の手袋を両手にはめ、右手の平にローションをタップリと盛りつけ、股間の疑似ぺニスにしごくように塗りたくる。
さらに、右手の中指にブチュッとローションを塗りつける。
「綺麗にしてあるかどうか、見てあげる」
するりと中指がKのアナルに滑り込んだ。
「アアッ!」
「あら、結構柔らかい。っていうか、ユルユルじゃない!」
柴咲は遠慮なく、薬指を中指に添え、二本指にして再び挿入した。
「あはぁん!」
「女みたいにアンアン喘いで…ホントにマゾ変態ね。でも、括約筋は柔らかいし、よく拡がる。これなら壊れないかな」
念入りに直腸内をマッサージされ、Kの括約筋は柔らかくほぐされていた。