ルパン三世 PART5 #06 ルパン 対 天才金庫

ドリフのオマージュ回で、下町工場を営むヒラメキ兄弟のデザインや会話はドリフのコント「バカ兄弟」をなぞっている
「(玄関の扉越しに)あんちゃんだぞー」「うそだろ、じゃあ問題 1+1=」「5」「あんちゃんだー」
冒頭から「お呼びでない」「よっこいしょういち」など、他にも昭和ネタが散りばめられていて、ルパンが昭和を生きていた頃の回想回みたいな雰囲気を漂わせている

ヒラメキ(弟)は借金返済のため、高い知能を持つルパンの頭脳を逆手にとり、「脳力」金庫を開発して大東京銀行に納入し、その需要を掘り起こそうと、偽の「ルパンからの予告状」を出す
開ける人間の頭脳の力「脳力」を測定する機能があって、値が0でないと開けられず、脳力300のルパンには絶対に不可能だと記者会見を行なった
ちょっと開けてきなさいよ、とお家で不二子に煽られるルパンさん
今回のルパンさんはピンクジャケットだが、EP1では青で、回の内容によって色が変わっているらしい

一味の仲間から借金返せと嗾けられて、夜中の銀行に忍び込むルパンさん
椅子に座り、金庫の測定帽子を装着したルパンの脳力はどんどん下がって、ついには35に
逃げようとするルパンを追うヒラメキ(兄)に(弟)が、「あんちゃんステイ」と後ろから抱きつきバックドロップ

それからは、次元と不二子が特訓で(五ェ門も悪意はなさそうな感じで)ルパンをボコボコにし、脳力どんどん下がるルパン
なんだか仲良しの次元と不二子は次回挑戦の予告状を出し、一方の銀行は金庫が宣伝になって預金が増え、ルパンのお陰で儲かる
夜、表から堂々と銀行に行くルパン一味、ちょうちんには「聡明」の文字

顔面包帯ぐるぐる巻きのルパンを、金庫の椅子に座らせた後の、今回なにかかわいらしい不二子さんの回想→物理的に脳を削ろうとする不二子さん
あんちゃんも励まして、ルパンは呆けられるだけ呆け脳力1にまで達したが、それ以上は下がらず失敗
ここで天才ルパンさんは発想を根本から引っ繰り返し――というお話で、ギャグ回

最後は、兄弟で力を合わせて、といい話風に〆、ルパンダイブからの不二子ちゃんのリアクションの後、ドリフメンバーのネタと昭和演出で終
全編通してノリが徹底していた