恐れ入ります、体験談を書かせていただきます。
1975年5月生まれ。1982年から子役をしておりました。
1987年、しょうろくの時に、おそらくかなりマイナーな(レンタル専門か、成人映画館用のものと思われます)
映画のお仕事を頂きました。
ジャンルは戦国時代ものになります。戦国武将の息子・人質、という設定で囚われている、という状況でした。
いわゆる磔刑のシーンのイメージ映像が数十秒映る程度の端役でした。
ろくねんせいの夏に、お話をいただき、原作小説や、台本、絵コンテなどを見せられました。
原作小説では、13さいの少年の全裸磔の描写がありました。絵コンテには、全裸の少年の磔が描かれていました。
しかし、褌一枚の半裸の絵もあり、実際には褌を着用して撮影する、とのことでした。
1987年の9月に、稽古等で、東京に近い神奈川の、小田急線の向ヶ丘遊園駅の方に行きました。
山の中にセットがありまして、大きな磔台がありました。いわゆる「キの字柱」でした。
寝かされ、手足や胴体を縛り付けられました。
立てられると地面から1.5センチメートルの位に足があるような高さになりました。
その時は、褌着用を許されず、全裸での稽古になりました。本番の撮影は1988年の5月で、
褌着用と全裸と両方の状況で撮影をされました。
その過程において、緊縛や磔というものに完全に目覚めてしまいました。