翌朝、午前六時半、部室に現れた夏希は、自分のスポーツバッグからブルマと体操服を取り出した。

 濃紺のスクールブルマ、袋には「日本中学校体育連盟推薦」の文字が書かれている。
 まぎれもなく昔の中学校の体育の時間に使われていたものである。

「ああ、これを毎日穿いて、後輩たちにしごかれるのか」

 覚悟はしているものの、ひとりで自分が穿くブルマを見ていると、他人前では張っている気持もついゆるんで情けない気持ちで一杯になってしまう。
 
 しかし意を決すると、夏希はTシャツを脱ぎ、白の半袖体操服に着替えた。体操服にはブルマと同じ濃紺の縁取りが首回りと袖口にある。体育の時間におなじみの体操服である。

 さらに、パンツ(ズボン)を脱ぎ、ビキニショーツも脱いだ。練習用の綿100%の白のパンツに穿き替えなければならない。
 そして、ついに大きく深呼吸をすると、思わず目を瞑って濃紺のスクールブルマに脚を通した。。。