水深が概ね高学年のヒザまでぐらいの浅い池が、女子寮の裏側にあります。
この池を人馬備品に縦断させるのが、夏の遊びの恒例です。

小柄で、鼻さえも水面から上に出せないマゾ少年は、
この遊びへの使用を何度も止めてくれた早香を、命の恩人として一生忘れず、
どの女の子にも早香の面影を探してしまう性癖になりました。