>>520の続き
元々、勉強は苦手ではない祐希は受験はさほど問題はなかった。
入学が決まると両親も『女の子が多い学校の方がおおらかで良いだろう』などと話していた。
入学前に祐希の担任となる1年4組の『沖美穂子先生』に面談に呼ばれた。
国立のお嬢様女子大学を卒業して
3年目の超美人で思いやりのある完璧な先生であった。(のちにこの先生が究極のサディストである事が分かるのだが)
沖先生は祐希の事を心配し
『みんなより2年遅れだけど頑張れる?』
などと祐希を心配しているようだった。
そして『提案なんだけど祐希君は小柄で童顔だし、
みんなと同い年という事にしませんか。2年遅れだと辛いかも知れないし、それなら誰にも気付かれないように学校も配慮します』と言ってくれた。
祐希もその方が恥ずかしくないと考え、1年生と同い年という事で学校では過ごす事にした。