小学生の頃に剣道やってて、体格の大きい同級生の女子にコテンパンにどつかれた思い出
かかり稽古で、男同士だと結構手加減したり先生にバレないようにふざけたりして楽しむんだが、彼女と当たると容赦なくめちゃくちゃ痛い小手を打ってくるし、とにかく力が強いから鍔迫り合いで普通に押し負けたり
当時はムカついたが彼女には体格でも口でも全く逆らえなかったし、「ここの男どもは弱すぎて相手にならんわ」って話してるのが聞こえた時は劣等感で興奮した
6年になり俺も体が成長し、身長はその女子と同じくらいにまで伸びてきた。実力的にも自信が出てきて、稽古でもそれなりに対抗できるようにはなった
そして絶対勝つぞと意気込んで挑んだ最後の道場内大会で瞬殺された時はマジで頭が真っ白になった、元々小学校で剣道は辞めるつもりだったし、中学で続けるとしても試合は男女で完全に分かれるから大会では二度と勝負しない
「あぁ、俺は今後彼女に一生敗北者という事実を受け入れて生きていくのか」と劣等感とともに興奮を覚えた