(転んだ場所はどうやらしおりが転んだぬかるみと同じ場所だったようで、
水溜まりの中に光るものを見つける)

鍵?
このキーホルダー見覚えあるな…
…確か、しおりの…

(記憶を辿っているとそこに聞き慣れた声が届く。
反射的に手にした鍵を後ろ手に隠しながら水溜まりの中からジャバと立ち上がり、口ごもりながら…)

あ、しおり、さっき………いや…

(…見れば、ズブ濡れになったしおりの身体は何も身に纏っていないかのように洋服越しにくっきりとラインが浮き上がり、濡れた髪がいっそう艶っぽさを増している)
(密かに想いを寄せていたしおりの無防備な姿にゴクリと生唾を飲み込み、薄れはじめた理性の中で、)

『ああ……しおりは本当にいい女だな。しおりを家はすぐそこだ。だけどしおりは、家に男を入れることはしない。でも、鍵がなければ?どうする、…しおり』

(……手に握っていた鍵を密かにポケットにしまう)

…あー…いや、ごめん、何でもない
(悟られないように、取り繕うように、しおりに一歩近付き)

しおりは、どうした?
どうしてここにいる?


【名前もですが、僕との関係どうしましょう。口調も迷ってます

【とりあえず、こんな感じで大丈夫ですか?
不安になりながらも楽しいです】