お茶?
(そっちじゃなくて、私の部屋に入れる事にドギマギして欲しかったんだけどなぁ。まぁ昔から私は彼も所属する仲良しグループ内で盛り上げ担当だったから仕方無いかw)
あ…うん。
(やや気落ちした声)
(それでも鍵を見つけるのを手伝って欲しくて気持ちを持ち直して明るい声で)
そうそう。貰い物だけど高級過ぎて封をあけられない取っておきのがあるの。雨で冷たくなった身体にきっとしみわたるよー。
だから張り切って探してよねっ!
(四つん這いの状態でそう言っていると、不意にジャンパーをかけてくれて両肩を抱き立ちあがらせてくれる)
あ…ありがとう。
(ふとした時にさり気なく行われる優しい行動にドキっとさせられる。でも、肝心な所は鈍感。そんな彼がしゃがみ込んで代わりに鍵を探してくれている後ろ姿を眺めていると、この鈍感男を踏み付けてやりたい。との感情が…
でも今はがまんがまん。鍵が見つかった後に)
えっ?あった?
(見覚えのあるPINKのカエルのキーホルダーの付いた鍵は間違いなく私の部屋の鍵)
きゃー、それそれ。ほんっとありがとう。鍵を紛失するとうんとお金取られるみたいな事が部屋の賃貸契約書に書いてあった気がしたから凄く心配だったの。
(つい先程まで思っていた踏み付けてやりたいとの感情はカギが見つかった嬉しさで瞬時に消え去り
近寄りしゃがんで両手を差し出す彼女の無防備な姿はスカートが四つん這いになった時に膝の辺りまでずれ上がり、雨を含んで肌に張り付いて元の位置まで下がっておらずミニスカ状態、彼の目線からは白い下着がチラ見えしそう…)
早く早く!
(今か今かと差し出した両手のひらに鍵を置かれるのを満面の笑顔で待っている)