仔猫を拾った。
まだ俺の手の平に乗るくらい小さくて柔らかくて…弱々しかった。
小さく丸まって寝てたよ。

身代わりって意識も何もなく自然に呼んでた。
仔猫に向かってお前の名前を呼んでたんだ。

仔猫なんだけど、お前がそこにいた。

エサを食べるようになったのを嬉しそうに眺めていい子いい子って撫でて、一緒に眠って…
帰ったらお前がいるって仕事帰りもワクワクしてた。

真っ直ぐに俺を見つめてきてて…きれいな澄んだ瞳をしてた。
ふわっふわの仔猫、夢の中の愛しい仔猫。

俺の夢の中にも来てくれてありがとな ノシ