春樹さんへ
春樹さん、お手紙を見つけてくれてありがとう。
わたしは七夕の夜にあなたからの返事を見つけました。
素敵なプレゼントに涙が止まらず、しばらくは胸がいっぱいで
どうしたらいいのか 何を書いたらいいのか
考えているうちにこんなに時が過ぎてしまいました。
春樹さん わたしもあなたに逢いよ?
もっともっと触れあいたいしあなたがどんな子ども時代を過ごして
何に夢中になって、何に悩んで、怒って、泣いて、喜んでいるのか
もっともっと もっとあなたを知りたいです。
でも今のわたしには夜に自由になる時間はありません。
ここで恋する条件が、資格がわたしには無いんです。
ふたりで過ごした時間を「幸せだった」と言ってくれるなら
わたしは「とっても幸せだった」と返します。
「好き」と言ってくれるなら「大好き」と
「愛してる」と言ってくれるなら「わたしのからだ全部で愛してる」と。
季節になると花は必ず咲きます。
どこかで夕顔を見かけたらわたしを思い出してください。
忘れないでね、春樹さん。
春樹さん。
you're the only one.