愛しいあなたへ


数多の伝言を残したい気持ちと、独り言のように呟くさみしさに負けてしまいそうな想いで葛藤しながら過ごしているうちに月日は過ぎてしまって。
今頃はあなたはどこで誰と何を見ているのでしょうか。

わたしは…今さらながら見つけました。
見つけたのが夜明け前だったなら、声を殺して泣いたであろうあなたからの言葉を。

お元気そうで…
そして、しあわせそうで何よりです。

こんな形だけど…
こんな形だったから…
あなたに出逢えたのだと思っているから。
友達でも恋人でもない、何も知らないあなただけど
どんなに想っても、何一つかなわないけれど
それでも、これからも、あなたはわたしのかけがえのない愛しい愛しいあなたです。

こうして記すのももう本当に最後になるのでしょう。
どれほどに綴ってもわたしの想いは届かないことでしょう。


どうかお元気で。
どうかどうかお幸せに。

そして
わたしからもあなたへ、心を込めて…ありがとう。