あなたがわたしを想い、捜すだなんてことは有り得ないとわかっているけれど。
あなたを忘れられないわたしだから、
それでももしかしたら…の想いを込めて、「だれか」の向こうに見え隠れする「あなた」にメッセージを残します。
残す場所が、どの場所でもなくここである理由は、わたしのあなたなのであればわかってくれることでしょう。
夏の終わりとともに遠く去り行くあなたを忘れられないわたしの想いなのか、
今夏の厳しい残暑は夜毎わたしの眠りを妨げます。
まるで、それでなくても眠れないでいるわたしをあざ笑うかのように。
忘れられない。
あなたが忘れられない。
あなたを忘れたくない。
好きって言われて嬉しかったから。
逢いたいって言われて切なかったから。
あなたも少しは眠れない夜を過ごしているのだろうか。
そんなことを思いながら、私はまだここにいます。
最後に伝えられたあなたの想いを抱きしめたままで…