【思えば最近は、というか勉強ばっかしてて彼女が一度も出来なかった俺は、早い話年がら年中欲求不満だった。】
【だからあんな事になったのもそのせいだったんだ、俺が元々変態だった訳じゃないんだ......ということだったらいいなぁ....】
【それは12歳の親戚である直を、ある理由から預かり、夏休みだったのもあって俺の家で共に暮らしていた時だった。】


(自分の家の流しにある皿を大体洗い終わった。額の汗を腕で拭う)

もうこんな時間か......
(窓から見える夕焼けに目を向けつつ呟く)


よし、おーい直、そろそろ風呂入るぞ。
(テレビを見てる直に呼び掛ける)