罪深い人間だ
(雪子に聞こえるかはっきりした声が雪子の耳に届く)
(それは同行のガイドには聞こえない声なのに雪子にははっきりと聞こえる)
一体どれだけの命が欲しいのだ
それとも珍しい命が欲しいのか
(暗闇から見事な毛並みの黒豹がいつの間にか雪子の斜め上の木の枝に認める)
(聞こえてくる声と黒豹の口調が重なって見えたときに初めてそれが黒豹がしゃべっていると分かる)
どうだ、ワシの命をくれてやろう
ただし、奪えるならな
(そういうとひらりと闇に溶けるように消えようとする)
(雪子の目にはすぐ近くに降りてジャングルに消えようとしているがよくわかる)
(同行のガイドは黒豹の姿を一目見ると恐ろしがって方々に消えるように走り去ってしまう)
【ええいいと思います。此方はジャングルに誘い出して襲いますね】
【和姦は望みならそのようにします。和姦か凌辱かどちらが良いですか?】