(獣として生きた番の片割れがその腹を膨らませ孕ませていく)
(感覚では数日のような感覚だったのかもしれない)
(気が付けば雪子は獣との子を産む時が差し迫ってきた)
(それでも交尾が続いている)
(ともにつながったまま眠りにつき、目覚めのキスや頬への舌舐めもう繋がって1つになったような交接部ドロドロになり凄い有様)
(だが、密林の時折起きるスコールや何処から来たか分からないが雪子の口に合う果物が都合よく手元にあり)
(交尾しながらそれを食しまた愛しあった)
そろそろわが一族の誕生だ
(それはまた精子を勢いよく放たれた後に起きた)
(その粘度の変わらない精子と一緒にそれが生まれるのだった)