航大さんへ
伝言ありがとうございます。
私のことをたくさん考えて、思ってくれてありがとうございます。
最後の一文にとても惹かれて、どう返事をしようかずっと迷っていました。
航大さんがそう言ってくれても、私が気にするんです。
あんな伝言をしてしまったこと、気持ちがブレてしまったことが尾を引いて、今までのように直接の気持ちを伝えることができなくなってしまうとわかっているから、もう終わりにさせてください。
たくさん交わした思いはすべて、私の中の真実です。
約束を守れなくてごめんなさい。
航大さんの中の私が嘘つきとなってしまうかもしれなくても、この先嘘をつきながら一緒にいることはできません。
航大さんと偽りの言葉で話すことはできません。
短い間だったけど、航大さんの馬鹿力、送ってくれたものはどれも全力で受け取ったよ。
それが私のパワーにもなりました。
航大さんは意味はないと言うけれど、私はまた違う誰かになって航大さんと会いたいと思っています。
そうしたら、きっと今度こそ素直になれると思うから。
本当にありがとう。
これが最後の伝言です。