「パルミラ様ぁ、今はおいくつですかぁ?」
(素っ頓狂と言ってもいい、底抜けに明るいイシュエの声。下腹部に手を当てて卵胞倉の様子を探り、
五つ・・・というところだな、と答える。その言葉に、イシュエが無礼なほど顔を寄せてきて)
「では四つ! 今度は四つお願いします!」
(期待に胸を膨らませているようなイシュエの顔に、こちらが呆気に取られてしまう。数回口を開き、
同じ回数だけ口を閉じてから、最後に口を開き)
それは、無理があるというものだ・・・。今までの最高が三つであったろう。それですらお前は死にかけたのだ。
今回も三つにしておけ。
(やんわりと諭したつもりであったが、赤子が駄々をこねるように、四つがいいと言い続ける。いささか
五月蠅いので殺してもいいのだが、やはり殺すには些細に過ぎるし、何より身の回りの世話を任せているから、
いなくなると困る。軽くため息をつき、降参の意志を示し)
・・・分かった。だが、無理だと思ったらすぐに破棄するからな。
(そう言った時のイシュエの喜びようは、尋常ではなかった。それほどまでに望んでいるのなら叶えて
やりたいと思わなくもない)

・・・さて。実験の主旨を言ってなかったな。なに、簡単だ。
(自身をレイナと名乗ったメスの前にしゃがむ。M字に開いた脚を閉じて横たわるよう手で指図して)
今、我の卵胞倉には五つ、受胎待ちの卵がある。このうち四つにおまえの精を受け、受精させるのが
今回の目的だ。どうだ、簡単だろう。分かったなら、仰向けになって吐精の準備をしろ・・・。
(無表情のまま、レイナの腰を跨ぐように足を置き、ゆっくりとレイナのペニスへと腰を沈めていき・・・)