(押し当てている体を押し返すくらいに硬く、熱を持ったものが引き寄せられると股の間に潜り込む)
(向かい合わせの体勢ゆえに、触れ合ってしまった互いの敏感な所。小さく尖った芽の感触を無銘さんに伝えて…)
あ、でも、キスまでのつもりだったの。
だから、それ以上は正直、想定外で……だから、こんなつもりなかったの。
(唇触れ合ったまま話していて、続く言葉を口にしようとしたけれど塞がれてしまえばそれは消えてしまう)
(硬いもので自分の柔らかな箇所を擦られて、塞がれた口からは小さく声が漏れていて…)
(体の間を縫って、指が自分の濡れている箇所に届けば小さな悲鳴が上がる。)
(自分も欲しくなってきているの悟られれば、手と熱杭に押し付けるように腰を寄せ)
……だったら、知れば良いと思うの。
私も、知って。同じ気持になりたいから。
……受け取る、から。
だから……。
(どうするのかまでは言わない。照れの滲む視線を無銘さんへと送って。)