>>793
(何度か聞いたことはあるものの、自分に向けられてはなかった社長の一喝に体をこわばらせて)
(耐えるように服を掴み、消えそうな声で謝罪をする)
申し訳ありません…。

(おずおずと社長の後ろをついて歩くと部屋に入って)
(デスクを挟んで向かいに立つと、社長の視線から逃げるように俯いて)
……彼とは、その…交際をしていて。
少し、じゃれあうだけのつもりが…羽目を外しすぎてしまいました。

申し訳ありませんでした。
(少しでも誠意ある対応をと思い、深々と頭を下げたままじっと社長からの言葉を待つ)

(今後への不安と、今の格好や、見られたことへの恥ずかしさで瞳は潤み)
……秘書として、あるまじき行動をしたと思っております。
この償いは、必ず仕事でさせていただきます。
ですから、その……今回は、ご容赦…いただけないでしょうか。

二度と同じことはしません。
…どんな処罰でも受け入れます。ですが、解雇だけは…お願いします。
(言葉に詰まりながらも、泣きそうな声で懇願する)