(苦しさの中に悦びを感じて仁紀さんの言葉は聞こえても、言う通りに体が動かず苦しむほうにと)
(頭を押さえられると喉奥に擦りつけるように嘔吐きとむせかえりそうになる苦しさの中意識が朦朧とする)

んっ……ん、ん
うう…うぅぅぅ…
(僅かに漏らす声は唸り声で、意識を保とうと頭を自分の意思で上下に動かす)
(何度も嘔吐いたせいで鼻が詰まり口でしか呼吸できずに、呼吸をと求めて舌を纏わせ呼吸をしながら上下させる)