……は…
(息もまともにできず、身体のどこにも力が入らない)
………ひゅ…
(息を荒く吸い込み、熱された息を吐く)
(しっかりと結合した中は、痙攣しながら父を締めつけ
両手を掴み抱きしめることが出来ない代わりとでも言うように、挿入された部分を抱きしめ
恐らく拒まれるであろうキスの代わりにと、液を滴らせ吸い付く)
……ごめ…なさ……いぃぃぃっ
(突き上げられ、まだ奥へと杭を穿たれれば、ヨダレを垂らし、頭をガクガクと前後に揺らし乱れ狂わされる)
(自らを慰めていた先ほどの仕草すら上品と思われるような、とろけ切った顔…限界を超えて犯されてしまう快感)
(若く白い胸が…父以外に触れられたことがない胸が、綺麗な桃色に染まりタプタプと震える)
(薄く肉が付いた太ももも、細い腰も、乱れた髪も、全てが全て父に犯され喜び満たされていく)
(…ただ一つ、欠けている言葉を除いては…)
……
(まだ来るはずだ、挿入ではなく精液を胎内に放たれるえも言われない快感)
(きっと狂ってしまう位気持ちがいいのだろう、けれど瑠璃葉は快感からではなく理性かあるいは狂気で涙を流す)
(父は私を好いてはいないのだろうか?)
(身体は確実に父を求めている、心もまた激しく…こんなにも激しく求めているのに)
(せめて体だけでも満たすために、動かぬ身体を動かして、両足を父の身体に絡め、前後に身体を揺すったが)
…………
……
…
(息遣いの間に聞こえた言葉に、言葉を失い)
………
(こちらも酷く甘い息を垂れながしながら)
……
有難う御座います
(ポツリという)
(いつかの父の言葉で言えば「言葉ではなんとも言える」のだが、今はそれで十分すぎるほどだ)