証さんへ

文字しかないこの世界では、言葉が鋭利な刃物になり心ばかりか人格までをも切り付けてしまう
面と向かって暴力を振るうよりも、言葉の暴力は記憶と心という目に見えない物だからこそ、放った者も受けた者も傷は癒えないのではないかと考えていました
同じ言葉を操る者として私は「言霊」は必ず存在すると思ってます
そして言葉で傷付けた傷は、言葉でしか治せないのではないかとも…

私が貴方を好きになりすぎた、愛しすぎた故に貴方を誤解し酷い言葉で傷付けてしまった事、本当にすみませんでした
貴方の非は0です
責められるべき非は100%私です
許してくれとは言いません、これは私の自己満足であり一つのケジメです

表裏巻き込み、不快三昧、全ての方に申し訳ございませんでした

魅力しかない貴方が私は大好きでしたよ
どのタイミングで伝えようか、悩んでいました
証さん、本当に申し訳ございませんでした
もう手元にある記憶では、このトリップが最後です
安易に付けたトリップが本当に赤い糸になってくれて、何度も貴方と巡り合わせてくれて、今こうして素直な気持ちで謝罪できている事に驚きと、そして名前にもなってくれた
こんな馬鹿女に貴方の大切な時間と気持ちを注いでくれて、本当にありがとうございました

お互いが良い形で一年を終え新年を迎えられますように、どうかお幸せに…

※何の返事も無用です
#巡り合わせの赤い糸