>>64
……
(父が無慈悲に本音というものを吐いたならば、自分はそれに値する雌で悪い女になろうと思った)
(全て稚拙な演技だが)
他に交際している男性がいる…と言うことにしましょうか?
何度かナンパされたこともありますし、何も考えないままついて行って、妊娠してしまって
相手も分からない…と言うお話にしてしまいましょうか
(どこまでも稚拙なストーリー
自分の涙を誤魔化すように明るく茶化した声で提案する)
(優しい抱擁に、瑠璃葉も甘えた抱擁を返す)
…私を愛するということは、きっとお父さんが壊れてしまうということですよ
壊れかけのお父さん…
だから、早く…その時が来た方が身の為ですよ
(まだ、笑みを湛えたまま、父の首筋に触れるだけのキスを落とす)
(自分はどこまでも堕ちようと思いながら…)

(ゆっくりと押しだとされながら、手で、指で、脚で父の身体をまさぐる)
(刹那の幸せを存分にかみしめたいとばかりに)
(そして、未だに終わらない弱い機械の振動に、軽く肩を揺らして達してしまった)
……すみません…いってしまいました
……と、止めてください…いった後では流石に…
(繰り返される、終わらない振動に、身体を軽く、何度も跳ねさせる)
…お…とうさん……、一度とめてく…だ…さい…
(父との激しい交わりとは異なる、蠢きに戸惑って父の身体の下で小さな鳴き声を上げる)