(耳元で響く声に、唇を噛む。身体がびくっと反応して、それも全部見透されていて)

……っは、ぁっ…
(息が熱い、息だけじゃなくて、内側から少しずつ焦げていく)
(胸元に伸びる一之瀬さんの掌に自分の手を重ねて握る)

っ、え……?

(指先がクロッチの部分を割りいるように陰唇に触れる感覚に、思わず一之瀬さんを見返りながら)
(混乱した瞳をそのまま潤ませて、身体を震わす)

んんっ……ぁ…!
ぁっ、はぅ…んんっ
ッ……うれし、い…? うれし……っぁや…
(嬉しいのか、自分に問いかけるようにつぶやき返し)
(考えようとするより早く、身体が反応して、一之瀬さんの指をすぐに濡らす)
(それが堪らなく恥ずかしくて 小さな悲鳴に艶が帯びていく)