ここが英光の部屋なんだ…
ふわあ、すごい……広いね、壁とか綺麗だし。音も大丈夫だなんて
(立派な部屋を見て少しその場に立ち尽くす少女。目を輝かせてきょろきょろと中を見渡し、尊敬の視線が一段と強くなる)
散らかってるのは全然、私の部屋の方が……こほん
……あっ、こ、これ返さないとね。ありがとう、寒くなかったし助かっちゃった
(何か言いかけて、慌てて誤魔化すように学ランと帽子を脱いで手渡す
部屋着のまま飛び出してきたみたいで、薄地の白いワンピース姿で
胸元のサイズが合ってなく、谷間が見えてしまってるけど本人は気にした様子もなく)
……なにも聞かないで、連れてきてくれてありがとう
英光はとっても優しいね
お金はないけど、私にできることなら何でもするから…遠慮なく言ってね？
(学ランを渡しながら上目遣いで、申し訳なさそうに告げる)