(感謝と共に忠告を受けて、相変わらずだなぁ等と考えていると結月の顔が不意に近付く)

(え、と言う間も無く唇が塞がれ、それが口付けだと理解するまで頭は回らず)

んっ…は!

(有無を言わさずに舌先が唇の間に滑り込み、口内へ侵入してくると生暖かい結月の体温がダイレクトに伝わってくる)
(特に意識していなかった匂いや、感触、体温全てが強烈に結月の女を強調する)

っは…はぁ…佐野さん…
じゃあ、今のキスはからかった訳じゃ無いって事?

(潤んだ瞳と少し緩んだ口元で注意されても…揚げ足を取るつもりは無かったが、迫る様に問いかけ)
(腕を伸ばし結月の首の後ろに回して抱き、正面から真っ直ぐに見つめて)