あぁっ…あ…!あ…!
(高層階の景色は幾つもの建物を見下ろすかたちで、まるで絶壁から身を乗り出しているかのように錯覚する。そこから落ちろとばかりに一突き、また一突きとぺニスが前後する。
このまま窓ガラスごと落ちてしまうかもしれない、そんな想像に体が強ばる)

ゆる…して、ください…
ごめんなさい…ごめんなさい…
(何に謝っているのかすらもうおぼつかない。ただこの場所から逃げ出したい、その一心で声を震わせる)