気丈な奥さんにしては珍しいね。こんなことで根を上げるなんて。
(グラスを持ったままゆっくり腰を上げ)
なにも大勢の見ている前で裸になれと強要している訳じゃない…
もっとも、ここで勤める女性たちはこのステージで自分から進んで淫らな格好をしたがる者も多いんだが。
(顔を覆う桜に近寄っていきなだめるように髪を撫でながら言い聞かす)

君の心がけ一つで旦那の出世が大きく変わるのだよ?
(髪を梳かすようにして指を差し入れて首輪に触れ首筋から肩をやさしく撫でる)

その美しい体で私を楽しませてくれ。今の桜は議員の妻じゃない、クラブで御奉仕をする本能に忠実な一人の女なんだ。
(優しげに体を撫でながら耳許へ顔を寄せるとゆっくり唇を耳の縁へつけ、息をかける)