幸太郎さん

あけましておめでとうございます。
年末の怒涛の三日間も終わり、風の噂に貴方が一人になったと知りました。

私から手を離しておいてこんな伝言を残すこと自体物凄く烏滸がましい事だというのは重々承知の上です。
それでも貴方と過ごしたほんの数日間がとても楽しく幸せだったと思い出されて、
もしほんの少しでもチャンスがあるのなら、また再び貴方とお会いしたい。
また貴方の笑顔が見たいのです。

誰かの犠牲の上に、誰かの思いの上に立ってなお自我を通すことが私には耐え難い事だとずっと思っていました。
でも、未練を残してずるずると思いを募らせることも同じように辛いことなのだと気づきました。
引くも進むも同じ痛みを抱えるのなら、一度だけ勇気を出して貴方に呼びかけます。
貴方に会いたいです。