『七つの会議』は、池井戸潤さんの作品らしく、後半になるにつれて、胸が熱くなりました。
主人公に関わった社員が、何故次々と飛ばされたかの理由は想像はついたのですが、黒幕がどこかまでは予想出来ませんでした…
『下町ロケット』や『空飛ぶタイヤ』の方が、よりぐっと熱くなりましたが
それはきっと、主人公の性格や雰囲気に左右されるので、『七つの会議』が劣っていたわけではないと感じました。

池井戸潤さんの作品は、大きな悪く感じさせるものが空いてであることが多く、最後にはスカッとさせてくれますが
今回は少しモヤっとさせられてしまいましたね
落ち着くところに落ち着いた、と言う感じでした。

主人公とその上司が、夜のオフィスで証拠品を引き継ぐシーンは20年の重みを感じてぐっと来ました…
ドーナツを奢り合うのも良かったです。
主人公に隠れて、調べ物をしている二人が、保管倉庫から逃げるシーンは何となく、くすりとしてしまいました。