(昌は友人に、借金の担保として怪しげな骨董品の大きな鏡を貰った。)
(壁に取り付けると鏡から突然光が溢れ、金髪の美女が現れた。)

何、ここ…むさ苦しい部屋…。
(光明を放つ美女は、部屋を見回して嘆息を吐いた。)

まあ、50年も黴臭い倉庫で閉じ込められて、やっと解放してもらったんだもんの。
あなた、名前は知らないけど、ご褒美をあげてもいいわ。