>>527
吊られていた裸身をやっと降ろされた彼女は、後ろ手胸縄を解かれぬまま、汚れた畳の上に、吹き出した汗と男たちの唾液にまみれた白い肌を、電灯の光に照らされ艶やかに輝かせていた。
壊された人形のように、焦点の合わない瞳で天井をながめる彼女のすらりとのびた脚には、麻縄の残した跡がくっきりと残されている。
男が彼女の足先に近づき両足首を掴むと、力なく抵抗をみせるが、男はその両脚を強引にたたみこみ、足首を合わせて縛り、長く残った縄尻を彼女の首に掛け、縛りつけてしまった。
彼女は古座縛りにされ、惨めな白い達磨のような姿態にされ、男たちの視線に晒されるのだった。