(まさに自棄に走ろうといていた、いっそこのまま拒まれるなら)
(入ってきた見知らぬ男性客に身体を擲ってしまおうかと涙を零してした矢先)
(結月の名前を出しながらも抱き寄せてくれた腕に身体を預けて)

幸太郎くん…私、すごくうれしい…
抱きたいって言ってくれた…

(もう引け目を感じる事もなく)
(ふっと顔を上げるとゆっくりと目を閉じる)
(艶めきを帯びた唇はふっくらとしていて)
(今すぐに吸い付いてほしいとねだっているようにも見えて)

ね、いっぱい…気持ちいいことしよ…?
私なんでもするから…