隠し球ね
直球投げるか、隠すしかないんですね
俺が直球投げたら、深空さんデッドボール怖れて逃げ出しそうだけど
今は、もう逃げられないけどね
(押さえる手首に体重をかける)
(星空から静寂を保ったままで)
…よく声を出さなかったですね、いい子だね
(半身とはいえお湯に浸かっている分血行がよく、切った場所から鮮血が流れ出す)
(舌の腹を押し当て、ゆっくりとその血を舐め取っていく)
なかなか便利な場所ですね…
全身お湯に浸からなくていいから、切り刻みながら、深空さんの味も味わえる
(舐めるせいで血が止まらない切り口に、さらに吸い付く)
ん…っ…
(血の味が舌に乗り、その度に、深空さんへ押し付けた肉棒がドクンと脈打つ)
せっかくいい場所だから、俺の名前を刻んであげますね
深空さんを、俺のものだって証に唯一無二の存在にする…
またさっきみたいに声を我慢できますよね…?
(カミソリの刃を引き、きれいな背中へ名前を刻んでいく)