ふふっ、それは良かった。……正直、殿方を誘惑することには興味がないけれど。例えば、わたくしが気に入ったものとあなたの好みが違うのは……少しだけ。うん、ほんの少しだけ悲しくなるわ。
(マスターの表情を見て、それがお世辞でないと分かると、上機嫌そうに微笑んで)

それじゃ、ちょっとだけ。こんなものを借りてきたの。仕組みは分からないけど……訓練用のシミュレーション?装置を携帯できるようにしたものらしいわ。
(と、何やら小さなキューブのようなものを弄ると)
(マイルームの景色が夜のコテージに早変わりして)

どう?気分が出るでしょう?今日はあなたと二人だけ。キャンドルの灯りに照らされながら、皆より先に夏を楽しもうと思って。
(暖かなキャンドルの光に照らされたコテージの中、ベッドに腰掛けながらにこりと微笑んで)