ごめんね、こんな風に縛られてちょっと痛いでしょ
でもこれはこの前感じた俺の心の中の傷と同じくらいの痛さだから、我慢してくれる?
(縛り上げた腕を持ち上げると、浴衣の袖が捲れあがり
現れた白く柔らかい肌に吸い付くように、舌を這わせて時折食べるように唇で挟み込み)

…もちろんだよ。
今日はその言葉が聞きたかった…
(唇をそのまま重ねて、激しく舌を絡ませ)

はぁ…
(ふっと我に帰り、力が抜けたように夏音の胸元に顔を埋めて安堵のため息をつく)