(式場スタッフの中に学生時代に何度となく関係を持った裕也を見つけた時は全て終わったと思ったものの、裕也は見た目も振る舞いも変わった自分に全く気づいていなさそうですっかり安心しきっていた。)
(結婚式当日、打ち合わせのために式場へ1人で向かったのもそんな安心感から気を緩めていたからで…)

そうですか?ふふ…そうだといいんですけどね。
(昔とは全く違う話し方と振る舞いで、清楚で大人しい新妻を演じ裕也に微笑み返す)
ええ…どなたかしら…?でも、こんな時間にわざわざいらして下さったのに会わない訳にはいけませんものね。どうぞ、通して下さい。
(少し躊躇いながらも、にっこりと微笑みながら裕也の申し出を快諾する)