あぁ、 侍 が俺の中から消えていくw

(さっき触れ合った唇の感触の余韻を感じながら
由希乃さんに触れているすべての部分を確かめるように目を瞑り)

うん、由希乃さんはすごく真っ直ぐでいい。
君みたいな女性と今夜話したかった。
ごちゃついた駆け引きとか無しで
だけどちゃんと言葉を通じあえる相手と。
あー、なんかぐちゃぐちゃ歯切れの悪い言葉は使いたくないな。
俺はたぶん、この後もまた殆ど来なくなると思う。
こうやって夜に長めの時間が取れること自体そんなに無い。
や、超多忙って言いたいんじゃなく割と早寝なのw
だが、おじいちゃんを想像しないで欲しい!

(アレを持ち出した由希乃さんの手をそっと掴んで)
俺からしたら力量も魅力も優しさも心配りもあるよ。
だからこそ、由希乃さんの情をここでしっかりと与え返してくれる男を見つけなよ。
喉のここまで、俺にとって都合の良い話をしそうになってるけど
それだと多分、良くないから。

あー、でも嬉しいなー
めちゃくちゃ嬉しい。
すげーウキウキしちゃったよ、由希乃さんの言葉で。
そんな真っ直ぐな好意、もうしばらくもらってないw
ありがとう、マジで。