ありすお嬢様、どうやら準備はお済のようですね。
(中に入り、まだ少女と呼ぶにふさわしい年頃のあどけない姿の少女の一糸纏わぬ姿を目の当たりにする。
去年よりは丸みを帯び、女らしくなった姿。
それに対して、特別な感想を述べたりはしない。ただ、その微かな恥じらいの表情だけは目に留める)
それでは参りましょう。皆、待っております。
(首輪を手に取り、ありすお嬢様と共に部屋を出て、別室へ向かう。
向かったのは半地下状の石畳の部屋。倉庫となっているのか、少しかび臭い匂いの漂う部屋の扉を開けると、
普段は恭しくありすお嬢様に仕える使用人…料理人や運転手、園丁なども含めた10人ほどの男達が出迎える)
それでは、さっそく始めましょうか。……よろしいですか。
(ありすお嬢様から肯定の意思を聴けたなら、手にした首輪をお嬢様の首に嵌めてしまうだろう)