>>156
ふぅ……。
(貴族の家で間借りした寝室、ベッドの上で枕に顔を埋めて深くため息)
(研究一辺倒でやって来て、いざ女性と話すとなるとぎこちなく)
(令嬢が途中から気遣い出したのは流石に察せられて、話もそこそこに切り上げた)
(自己嫌悪と羞恥でいたたまれなくなり、こうしてベッドに突っぷす今に至る)

…起きてるよ。
なんだ、僕を笑いに来たのか。
(おっとりしたや、気遣いがまるで慈母のような召喚魔ベルフェルミアが部屋にやってくると、ぶすくれて返事をする)
(当然女性が苦手な自分にとっては彼女の身体つきもまた緊張材料で)
(こっそりオカズにすることはあっても、面と向かって話すのは苦手で)