できる人に「馴染み」と言っていただけるなんて、とても「光栄」ですね・・・。
(にこやかに、しかし遠慮なく社長室に入ってくる男性と、こちらの雰囲気で、姪はなにかを察したようで、
怯えるように男性を見つめ始める・・・。そんな男性はこちらの視線など意に介さず、ソファーにどっかりと
腰を下ろして)
(さらに袋からウイスキーの瓶を出す。ラベルはちらりとしか見えなかったものの、かなりの高級品であろうことは
瓶のオーラで分かってしまう・・・)
・・・いいでしょう。ちょうど休憩したいと思っていたところですし。
(軽口を叩くように話すけど、実際は余裕なんてカケラもなくて。それを感じ取った姪も、さらに落ち着かない様子になって)
加奈ちゃん、さがっていいわ・・・。あと、吉崎さんに肴になるようなものを作ってくれるよう伝えてくれる・・・?
(怯えた表情を隠そうとしない姪は、逃げるように社長室を退室・・・。そして二人だけが残される・・・)