やっと終わったね〜。お疲れ様〜。
(力仕事で少し暑いのか、冬なのにワイシャツにリボンだけ。腕は七分袖に捲り上げている。
バタバタと騒々しい音がしたと思ったら、咄嗟に敦の腕を掴み近くのロッカーに押し込み自分も中に入る。小声で彼に囁く。)
…ご、ごめんね…いきなり。女子の声がした気がして。狭いけど、少しだけ我慢してね。
(セミロングの黒い髪からは、柑橘類と花の混じった様な香りがする。
豊かな胸が、彼の上半身に押し付けられ薄い布越しに柔らかさを伝えている。)