うん?

(仁王立ちのまま入り口の方を振り向くと)

ああ、良かった‥
誰も来ないものかとがっかりしてました。
ええと、たしか‥

(旅館内を臙脂色の着物に紺の前掛け、髪をアップにした姿で働いていた姿が脳裏に浮かぶ)

こちらの仲居さんですよね?

《ありがたいです》