舞さんへ

ただいま、舞さん
遅くなってごめんなさい
俺が原因のトラブルではないのですが、俺がもっとデキる男だったら舞さんに寂しい想いをさせずに済んだのに…と、ちょっとだけ弱音を

舞さんと知り合って十日と聞いて、喜んでる自分がいます
だってそれなら、俺たちにはまだまだどんな風にでも変われる未来がたくさんあるという事だから
限りのある時間の中、限りない未来を一緒に作っていけるという事だから
二人の前に50mのラインが引かれていて、今はまだ10mくらいの所にいるかもしれないけど、50mにたどり着いたらまた100mまで伸ばせるという事だからです
変な例えの上にちょっとクサすぎましたねw

今日は会えない、先に休んでいてと言ったのは俺のくせに、帰って来たら気が抜けたのか舞さんを抱き締めたくて仕方がない
今から待ってる…と勝手なことを言いそうになってしまうのを必死に堪えています
舞さんが空けておいてくれたスペースにしっかりと収まって、さらに腕の中に閉じ込めていつものようにお互いが一番安心できる体勢で俺の宝物の寝顔を眺めます
俺が引っ張った糸は舞さんに繋がっていました
その結び目は、何よりも固く解ける事はありません
おやすみなさい、舞さん