あそこに見えるのは何かしら。
(身も心も清められここへ来る前よりも顔色も良くなり落ち着いた気分で水浴びを続けていたが
水を叩きつけるような音が聞こえ体を清めるこの水はあの滝から流れてきたものだと
其方へ近付き、滝よりも向こうにお堂を視界に捕らえると何かに引き寄せられるかのように
水で濡れた裸体に襦袢を羽織るとお参りを始め…そこに置かれた不自然な紙を開くと)
あのひとに……また…?
(滝行で死人と再会出来るという字面に疑うこともせずに打ち付ける滝に襦袢姿のまま
死に別れた夫の顔を思い浮かべながら身を叩きつける水に預けた)
(レスが遅くなり申し訳ありません)