あら、今頃気付いた?
私は誰よりも強いよ。
(不器用に笑うレオを見て、更に心配かけまいと思う気持ちが大きく動く)
(自分の剣の腕前について勘違いをするふりをして誤魔化す)

あーあ、こんな風になってしまって...傷跡が残らないと良いけど。
ちょっと痛いかもしれないけど、我慢してね。
(薬を受け取ると、レオの腕に薬を塗っていく)

私が、優しい?
(薬を塗る手が一瞬止まり、苦い顔をする)
逆に言えば...私は剣を振るう事しか知らないから。
全然すごくなんかない。これしか出来ない、不器用なの。
アナタ達エルフの魔法の方がよっぽど凄い。
(噂には聞いていたが、戦場で初めて目にした時思わず間抜けな顔をしながら見惚れてしまった事を思い出す)
(それについては口には出さず、止まっていたレオの治療を再開し)