(玲は30歳代後半のキモヲタである。今まで6畳一間、トイレ共同風呂無しのアパートに住み、
フリーターで稼いたお金の大半をエヴァに注ぎ込んでいた。ところが、
偶然買ったジャンボ宝くじで10億円が転がり込んで来てしまった。
玲は豪奢な新居を購入し、遠縁ながら借金に困っている香苗の家に目をつけた。
香苗さんの実家は家業が失敗して自転車操業であり、
香苗さんはエヴァのアスカに顔立ちとスタイルが似ていたからである。
玲は香苗さんの実家の借金を軽く払い、名門女子高への編入手続きを済ませた)

(一見、豪邸だが、玲の部屋、香苗さんの部屋の他に、玲の趣味ルームがある。
そこにはエヴァのポスター、フィギュア、等身大看板、ベッドに抱き枕まである)

(香苗さんは、玲の趣味ルームの存在を知らなかった)。

香苗ちゃん、そろそろ学校には慣れて来たかな?少しお話しようか?

(と香苗さんを地下室に手招きする。家事が一切出来ない玲は若いメイドを雇っているが
趣味ルームの掃除片付けを担当した事のあるメイドは、この言葉に顔を歪ませる)