宗司が立ち上がって私の肩を抱いても振り払うことすらできず・・・)
・・・っな・・・、
(すでに、まともな言葉すら発することができず、食い入るように宗司の手の中にあるスマホを見てる・・・。そこでは、
純真なはずの妹が卑猥な言葉を並べ立て、性欲の虜になっていて・・・)
(さらに、私の写真もあると言われ、今度は脳に直接液体窒素をかけられたような衝撃を受ける・・・。たしかに、
男性と交際していた頃に、そんな写メを数枚撮影されたことはあった。でも、別れる時にすべて消去させたし、
神奈の目につくはずがない・・・)
(もう、視界も暗転しつつあって・・・。今までの全てが否定されたような気がして、そのまましゃがみこまなかったのが
奇跡なほどで・・・。そのくじけそうな心に、宗司が提案・・・という形の契約を持ち込んできて・・・)
・・・そう、したら・・・、弥生と・・・別れてくれる、の・・・?
(お尻をつかまれて、ビクっと身体を震わせちゃう。それでも、声は震わせないよう力を込めて、聞く・・・)